広角と望遠の効果的なカメラの使い方

一眼レフカメラ

レンズには広角と望遠があり、それぞれに特徴があります。その特徴を知った上で撮影すれば、きっといい写真が撮れます。

広角と望遠の違い

レンズをよく見ると、28mmや85mmといった数値が記載されています。これを焦点距離と呼びます。この数値はレンズからフィルムや撮像素子など、写真を写す面までの距離です。一般的に50mmを標準レンズと呼び、これより距離が短ければ広角(ワイド)、長ければ望遠(テレ)といいます。広角レンズは標準レンズに比べて画角が広く、近い距離の被写体はより大きく、遠い距離の被写体は小さく映り込む性質があります。

一方の望遠レンズは画角が狭く、歪みの少ない写真となります。また、背景をボカシやすいという特徴があります。広角と望遠のこのような特長を活かして撮影すると、もっと写真撮影が楽しくなるでしょう。

広角レンズで撮影しよう

広角レンズは近い物は大きく、遠い物は大きく写りますので、このパースペクティブを活かす必要があります。重要なのは被写体にグッと近づくことです。被写体から離れて撮影すると、被写体がとても小さく写りますので、主題が見えてきません。例えば、花畑で花を撮る場合、花に寄って、三分割法の下部の点を花に合わせます。上部のラインを花と空の境目にそろえることで、前方の花と後方の空の対比がバランスよく感じられます。とにかく広角レンズを使うときは被写体に近づくことがポイントです。

広角レンズの欠点としては人物写真が苦手なことです。その性質上、ゆがんで頭でっかちになったり、足がものすごく長く見えたりするので、人物撮影にはあまり向いてません。もちろんその歪みを意図的に使っておもしろい写真を撮ることはできるでしょう。

望遠レンズで撮影しよう

望遠レンズは単純に風景の一部を切り取るためだけでなく、大きなボケ味と圧縮効果が得られることを念頭に置いて活用しましょう。圧縮効果とは広角レンズとは逆で、近くと遠くのものの距離が近く感じられます。望遠レンズなら簡単に背景をぼかすことができますから、主題を明確にしやすいという利点があります。人物写真は得意で歪みもなく、圧縮効果によって背景もダイナミンクな印象になります。

気をつけたい点としては、焦点距離が長くなると手ぶれしやすくなります。シャッタースピードが1/焦点距離よりも遅い場合は三脚を使った方がいいでしょう。たとえば、100mmの焦点距離のレンズなら、1/100くらいのシャッタースピードなら手ぶれせずに撮影することができると思います。