印象的な風景写真を撮るコツ

カメラ・レンズ

単調になりがちな風景写真。ちょっとしたテクニックでまったく違うイメージの写真になります。大切なことはやはり主題をはっきりさせることです。

寄りと引きを効果的に使う

寄りは被写体に近づいて撮影すること、引きは被写体から離れて撮影すること。近寄れば大きく写り、離れれば広く写るということ以外にも、距離を活かした撮影ができます。まず寄りですが、広角でも望遠でも被写体を最短撮影距離に置くことでそれぞれのレンズの味を出すことができます。広角では遠近感が強調されデフォルメ効果があり、望遠では大きなボケをえることができます。

引きで望遠レンズを使えば、圧縮効果によって遠景が近くに見え、ダイナミックな印象になります。引きで広角レンズを使うのは難しいですが、思いっきり引いて撮影することで、被写体の前景が入り、印象的な写真になります。前景を寄って撮影しているイメージです。引いているのに寄るという高度なテクニックです。

雨の風景を撮影しよう

雨が降ると外に出るのが億劫になりますが、雨だからこそ情緒たっぷりな風景を撮影することができます。雨の風景の撮影パターンとしては、雨の軌跡や水面の波紋などダイレクトに雨として撮影するものと葉っぱなどから滴り落ちる水滴や雨に濡れた岩など間接的なアプローチの仕方があります。

雨の軌跡を画面に入れる場合は、暗めの背景で、絞りを開けて背景はぼかし気味で、シャッタースピードは遅めで撮影すると、情緒のあるイメージになりやすいです。納得のいく軌跡が写り込むまで何度もシャッターを切りましょう。

滝や水流を撮影しよう

滝を撮影する方法としては大きく分けて3つのパターンがあります。一つは滝の全体をとらえるもの、もう一つは滝の一部を切り取るもの、最後が滝の周りも含めて風景的に撮影するものです。滝の全体をとらえたものは定番ですが、単調になりがちです。広角レンズを使ってダイナミックな印象を見せるといった工夫があるといいでしょう。滝の一部分を切り取るのもセオリーな撮影法です。滝壺をあえて入れないことで、滝の高さや大きさを想像させることもできます。また、滝壺から流れる水流や周りの緑を入れることで、風景的な表現ができます。

それから、水流はシャッタースピードによってイメージが大きく変わります。1/500のような高速シャッターでピタッと制止させて迫力を出すか、1/2のような低速シャッターで流感を出すか、どちらにせよ中途半端なシャッタースピードは避けた方が印象的な写真になります。